四方山話(遠州)

浜松、遠州地域においての「よもやま話」・・・事実に基づいて雑感をまとめていきたいと思います。

自民党浜松は水道民営化に当初から反対だった!!(その1)

 浜松市長選をめぐって、「自民党浜松」が水道民営化に反対しているとツィッターで書いたら、共産党の熱狂的支持者から「そんなことがある訳ない。(お前は)ウソつきだ」、「デマだ」、「証拠を示せ」と非難され拡散されてしまった。
こんなふうにして世論が形成されていくのかとある種の恐怖心を感じた。
 
 まあ、このことは共産党支持者のみならず一般市民の間にも中央政界との関連で誤解を持たれるのもやむを得ない部分もなしとは言えない。・・・しかし、事実は事実として認めるような許容性がないとギクシャクした生きにくい社会になっていくものと思われる。

 いずれにしても浜松市政・市議会は中央政界とは真逆である。中央で水道民営化に反対してきた国民民主党系は連合静岡とともに民営化推進の鈴木市長を支援し、中央で賛成している自民党が市政では「断固反対」を掲げて闘っているのだ。

そこで、改めて知り得る限りのことを時系列的にまとめておきたい。まず1回目。

1.浜松市議会の構成(2015年選挙結果)
浜松市議会 定数46
 与党・・・創造浜松(7)、市民クラブ(6)、公明党(5)
 野党・・・自民党浜松(20)、共産党(5)、他(2)
欠員(1)

 上記のように、浜松市議会においては「自民党浜松」は最大会派でありながら野党になっている。当然のことながら野党とは言え、相当程度は鈴木市政に協力してきたのではないか?・・・なんでも反対ということになれば、市政そのものが動かなくなっており市民生活に多大な影響が及んでいたものと思われる。

2.水道民営化・区再編計画・・議会VS当局
 「自民党浜松」を含む野党が共に市当局と真正面から対峙した問題は、水道民営化(コンセッション方式)と行政区再編計画ではなかったかと推察される。この二つの問題は、市民にとっても重大な関心事であり水道民営化問題においては市民運動も起こっているのである。

(1)水道民営化問題
 区再編計画は当局から具体案が提示され議会でも活発な議論が展開されていたが、水道民営化計画は議会に提案されたものではなく、会派毎の説明会が行われていた程度だったのである。従って、議員は導入の賛否を問われたことはなく、当局の検討案(平成29年度 「浜松市水道事業へのコンセッション導入可能性調査業務報告書」)の研究をしていたものと思われる。(部分的に本会議でも質疑あり)

(2)水道民営化問題をめぐる市民グループの動向 
 市民側としては、「水道事業民営化を考える浜松市民の会」(市民の会)が2017年7月頃から学習会を持ち、市内・県内で関係するグループ・団体にいち早く問題性を提起していた。
 
 共産党議員団は、昨年当初(2018年)から支持者対象の学習会を地域毎で開催していた。それを受ける形で、2018年3月下旬頃から「浜松市の水道民営化を考える市民ネットワーク」(水道ネット)が準備会を立ち上げ、同6月中旬に正式に会として発足させた。後者は、学習会とともに8月頃から反対署名(2019年3月までに10万人目標)の取り組みをはじめ、関係の深い諸団体に協力依頼を始めていた。

 そのような取り組みとほぼ同時期に、水道ネットの中心メンバーは市議会各会派回りを行ったのである。 ・・・そこで最大会派の自民党浜松の役員から想定外の見解を耳にしたのでる。

つづく → https://enhama2019.hamazo.tv/e8414080.html





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自民党浜松は水道民営化に当初から反対だった!!(その1)
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